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幻の果実”柚香(ゆこう)”

生産量が少なくスーパーでは出回らない「幻の果実」

京都の料亭では欠かせない存在であり、近年はヨーロッパのシェフたちにも愛さる『ローカル柑橘』

柚香(ゆこう)、柚子とだいだいの自然交配種。上勝町では、『香りゆず、酸味すだち、味ゆこう』と言われ、まろやかな酸味、口に入れると感じる旨味から料理からお菓子まで幅広く使えます。上勝町では、酢飯といえば柚香と柚子の果汁が当たり前。昔から愛される欠かせない味として親しまれています。

柚香の生産量は柚子の1%と年間生産量もとても少なく、八百屋やスーパーで果実として出回らないため「幻の果実」とも言われます。

現在は、出荷されるゆこうの殆どが、完熟する前の果実が青いうちに収穫され、ポン酢などに利用される酢として搾汁されたものが流通します。

むかしむかし、祖父母の時代は完熟した果実をさらに追熟しおやつとして食べていたそう。さっぱりとした中に旨味が詰まって美味しいらしいのですが、今ではまさに幻の果実の食べ方。

そんな味を残したい!昔話で終わらすのはもったいない!そんな思いから完熟ゆこうを少しでも多くの人に届けたいと栽培を引き継ぎ、販売することにしました。


完熟した「ゆこう」果実は爽やかで柔らかい酸味があり、マーマレード、タルト、マカロン、ドリンクどんなお菓子にも合います。
最近の研究では抗老化、抗肥満作用を有する成分が含有していることが解明され、外食などで乱れる腸内フローラの調整が期待できます。